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■ 8月25日(日) 決勝戦 オランダ対イングランド 横浜国際総合競技場
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●オランダ
[準優勝]
4−4−2
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1−2
前0−1
後1−1
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○イングランド
[優勝]
4−3−3
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得点 ウィールダン、ウォルタース(イングランド)、スクリュース(オランダ)
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W杯に出れなかったオランダへの思い、W杯で好きになったイングランドへの思い、そしてW杯を観戦できなかった人、もう一度あの感動を味わいたい人――そして、この大会の魅力にとりつかれた人々…
そんな多くの思いが選手入場と同時に、はじけ飛んだような歓声に変わった。晴天に恵まれた横浜国際競技場は、屈指の名勝負に2万5千人が沸きかえった。
イングランドは序盤から早い展開を作ると、前半6分DFサイドから出されたロングボールに10番ウィールダンが頭で会わせ先制。勝利の図式を描いた。この大会、どのチームも戦いぶりは各国のA代表を思わせてならない。
その通りにオランダのサッカーはまた、創造的で力強かった。イングランドは決定的なシューターは今大会得点王に輝いたFWホールでしかない。しかしオランダは、この試合でも7人もの選手がゴールを狙える存在である。
それを示すようなオランダの波状攻撃に対し、クリアで逃げるイングランド。度重なるセットプレーのチャンスをものにできないオランダは、攻勢にありながらも焦りを感じていた。
1点を守り通したいイングランドは、後半さらに構えを引いてきた。攻め込みしかないオランダとしてはフラストレーションがたまる一方、ついにキレた6番ハイタが後半28分にレッドカード。
後半35分、そんなオランダに勝負を決するイングランドの追加点は、右サイドからホールが繰り出したクロスに7番ウォルタースのヘッド。さらに後半40分にオランダ10番ハンダオイが退場になる。このハンダオイ、ドリブルやフェイントの妙技で場内を大きく沸かせていただけに、オランダコールもトーンダウン。
9人となったオランダ、しかし彼らは決して絶望していなかった。それを示すかのように、わずか4分後にスクリュースが右からの豪快なミドルシュートがネットを揺らす。スタンも大きく揺れる。歓声が滝のようにピッチに降り注いだ。
長いロスタイムを味方に攻め続けるオランダ、優位ではいられないイングランド。もはや、どちらの応援に傾くわけでもなく、この試合を少しでも長く楽しみたいと思っていた。しかし、それも間もなくに時間が止まったような空白――オレンジ色のユニフォームが次々と緑の芝に飲み込まれていく。
イングランド優勝。白く輝きを放つ歓喜の渦は瞬く間に広がり、何を意識するわけでもなく自分も取りこまれていた。この時を選手とともにピッチで過ごせることに、嬉しさを隠し切れない。何より、テレビで見たW杯の決勝よりも興奮していたのは確かだった。
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